2011年6月17日金曜日

国税庁 平成22年度 査察の概要を公表

国税庁が、平成22年度査察の概要を公表しました。

■ 査察処理件数: 216件(うち、検察庁への告発 156件)

■ 脱税額: 213億円(告発分)

■ 告発の多かった業種・取引
 
 昨年度に引き続き、
都市部における地価高騰の影響を受けた「不動産業」のほか、「建設業」、「運送業」が多かったようです。

■ 脱税の主な手口

・架空の経費計上
・消費税の申告において、課税仕入に該当しない人件費を課税仕入となる外注費に科目仮装
・タックスヘイブンに関係法人を設立し、架空の外注費を計上
・海外で受領した仲介手数料収入を申告から除外するとともに、当該収入を国内に持ち込むことなく、海外に開設した預金で留保
・被相続人が所有していた海外の預金やコンドミニアムを、相続税の申告から除外

■ 不正資金の隠し場所

・地中に埋める
・「茶箱」と書かれたダンボール
など

(参考URL)
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2011/sasatsu/index.htm

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